FC2ブログ

記事一覧

TOA150B ~最高のオールラウンダー~

タカハシのTOA150Bを使用し始めて、2週間ほど経ちました。眼視観望。拡大撮影。星野撮影と一通り使用してみましたので、この望遠鏡のファーストインプレッションを書いてみようと思います。
 

 
<TOA150B 概要>
口径:150mm / 焦点距離:1100mm (F7.3)
三枚玉分離式EDアポクロマート (タカハシでは Triplet Ortho Apochromat の頭文字を取って「TOA型アポクロマート」と呼んでいる。)
鏡筒長:1270mm(フード伸縮時1110mm)
重量:約15.2Kg(専用ウエイトバンド 約4.7Kg)
 
<雑感、使用感>
最初はその大きさにひるみました。重さはウエイトバンドを含めて約20Kgあるので、無事に屋上まで持ち上がれるか心配でしたが、腰より上に持ち上げてしまえば、そんなに力仕事ではありませんでした。対物レンズ側が異常に重く、付属ウエイトバンドを着けないとアンバランスすぎて持ち運びが危険なので、重くても持ち運ぶときはウエイトバンドは付けておいたほうが無難です。取っ手もありますし。この個体はドローチューブのクリアランスが少し滑らかすぎるようで調整が必要です。調整はユーザー側でできます。新しいタイプの接眼体は機能が素晴らしく、使い勝手は抜群なのですが、ドローチューブクランプの効きが多少甘いです。説明書では「あまりきつく締めなくてもいい」と書いてありますが、重い冷却CCDなどを付けたりした場合は、きつく締め上げる必要がありそうです。これは同じ構造の接眼体を持つFSQ106EDにも当てはまります。フードのラインは、実物を見る前は「真紅」かと思いましたが、実際は「赤紫」。FSQの「真紅」が高級感タップリだったので「真紅」にしてほしかったな・・・と個人的には思ってしまいました。鏡筒カラーは淡いクリームアイボリーの焼き付け塗装で、スベスベ感が高級感を醸し出してます。
 
<眼視性能>
まだ最高のシーイングには恵まれていませんが、9月18~19日にかけて比較的シーイングが落ち着いたときは、テレビュー ラジアン3mmで約367倍まで上げて木星を観望しました。この晩はこれが適正倍率でした。模様も細かいところまで良く見えましたし、TSA120と比較してコントラストが抜群に高いです。この倍率ではまだ余裕という見え方です。このことを32センチ反射をお使いの知人にお話ししたところ「367倍!?」と、信じられないという感じで驚かれてしまいました。その反応が一番、この望遠鏡の眼視性能の相対的な高さを表現してる感じがします。シーイングさえよければ、500倍近くはかけられるのではないでしょうか。
 
<写真性能>
惑星に関しては、まだまだ改善の余地があるのでなんとも言えませんが、眼視のイメージをうまく画像で表現できれば、相当な画像が得られると思います。事実、ネット上ではTOA150を使った素晴らしい惑星画像が見つかります。星野撮影では、新型レデューサーを使った撮影しかしてませんが、ライブビュー画像を見た第一印象が「ものすごくシャープ。しかも周辺までしっかり〇像」でした。タカハシは、この新型レデューサーを使用した写真性能は「Fは暗いが、イプシロン以上」と謳っていますが、それもうなずける感じです。多少の周辺減光はありますが、ピントを合わせる際に焦点内外像の色つきの差がなく(他の屈折系では必ず出る)。そういう意味でライブビューでのピント合わせは難しいです(色つきの変化でピント位置を見極めてたので)。バーティノフマスクがそろそろ必要かも。F5.・2でも、昨日掲載した網状星雲を見るかぎり、速写性をそんなに心配する必要はないと感じます。
 
「この望遠鏡の性能の底が見えない」
 
同じくTOA150を所有する ふにゃ太郎さんがおっしゃってましたが、その感覚が短い間の使用でも感じることができます。
 
自分はこの望遠鏡に「最高のオールラウンダー」という形容詞を与えたいと思います。どんな観測に用いても、その道の専用に作られた光学系に迫る・・・、あるいは、状況によっては凌ぐ性能を発揮すると思います。
 
これこそ自分が求めていた性能です。この望遠鏡の欠点をあえて上げるとすれば・・・
 
口径が15センチしかない・・・・
 
くらいですね。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こもロハス

Author:こもロハス
FC2ブログへようこそ!