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星基地にて10センチ級アポクロマート談義

今日は二ヶ月に一度の古物市場の下見で上京しました。先日TOA150が納品された際。TOAレデューサーは事前に手渡されていたにも関わらず、一緒にもう一つ納品されてきました。

「TSA120用にもう一つくれたのかなあ。星基地さんサービスがいいなあ」

と感心していたのも束の間。そうは問屋がおろすはずもなく誤納品だったようで、I さんから「上京なさるときでいいんで持ってきていただくと…」ということで本日、無事、返品いたしました(`_´)ゞキリ!!

最近、新製品を続々発表しているタカハシさん。それらを見るのも楽しみでしたが、残念ながらε130D はまだ展示されていませんでした。ついこの前発売されたFC100DFは置いてありましたが、小さいですねえ~。従来の10センチ級屈折の概念を打ち砕くコンパクトさですね。

さて、これでタカハシから発売されてる10センチ級アポは3シリーズ。5機種となりました。

FSQ106ED

TSA102S

TSA102N

FC100DF

FC100DC

(価格順)

まさに玉石混合状態。これにはさすがに I さんも困惑してるようで「何をおススメしたらいいか悩む」と仰ってました。



こちらは我が家の10センチ級アポ。FSQ106ED

10センチ級アポは、数ある天体望遠鏡の中でもスペック的にたいへん人気があるのもありますが、上記3シリーズの差別化はかなりマニアックにもなりそうです。

3シリーズの特徴をあげると。

FSQ106ED
ー 写真性能は最高。しかし、眼視性能もハイレベル。大変コンパクトだが、重量はかなり重い。4枚玉のため温度順応は遅く、温度変化によるピント移動もシビア。10センチ級としては破格の高値もマイナス材料か?!個人的には眼視観望を行う際に、ドローチューブのストロークが短い(約3センチ)のが結構マイナス。

TSA102
ー 眼視性能は最高レベル。専用フラットナー、専用レデューサーで、ややF値は暗いが撮影もソツなくこなす。サイズ的にも重量的にも大人なら無理なく使いこなせる。3枚玉のため2枚玉に比べれば温度順応は遅いと言われる(個人的には、120のほうだがあまり遅いとは感じないが。)。お値段は性能を考慮するとコストパフォーマンスは高い(と個人的には思う)。

FC100D
ー 本体は眼視重視の収差補正をしている(TSAよりは劣ると見ていい?)。サイズは抜群にコンパクトで驚くほど軽い。けど長い。妙に細長い印象(特にDC)。フラットナーと最近、35mm対応のレデューサーも発売された。最新のレデューサーだとFは5を切り、TSA+レデューサーより明るくなる。お値段は2インチ対応のFC100DFにファインダーなんかを付け足すとTSA102Nとあまり変わらなくなってくるので、コストパフォーマンスは意外に悪いか?!あとフローライト使用って何気の大きなセールスポイントかな。フローライトって響きだけでグっ!!ときちゃう人って多いと思う(自分も以前はそうだった)。

ん?それではTSAの存在意義は?このクラスを購入しようとする 準ビギナー には分かりにくいかも。3枚玉でクラス最高の眼視性能しかセールスポイントは無いのか?鏡筒が太いから迷光を拾いにくく、目に感じにくいとはいえ青ハロが少ないのでコントラストはFCより確実に高いはずだし。いやしかし、10センチはポンッ!と出してすぐ使える最大級の大きさだから、温度順応に優れた2枚玉のFC100Dのほうがいいって声もあるし…。結局、かなりマニアックな内容。差別化になりますね;^_^A。あとコンパクト性ですが、個人的にはTSA102Sのフード伸縮式のほうがFC100Dより携行性は優ると思います。全長が短くなるので。短いと重さってそんなに苦にならないんですよね。昔は光学性能を高める方向だけで開発すれば良かったのでしょうが、今は用途や個人的趣向が天体望遠鏡にも反映されてきたんですかね。これも天体望遠鏡の性能が格段に上がったから成せる議論ですね。

で、結局タカハシさんで一番出荷数が多いのは何か聞いてみると。意外や意外…一番高価なFSQ106EDとのことです。次が安さと軽さが支持されて、FC100DCとのこと。結果はハイエンドとローエンドの勝利でした(別に勝負してはいないが・・・)。こうなると、中途半端なTSAの行く末が心配だなあ。個人的には(120のほうですが)、TSAの光学性能が非常に高いのが分かってるのでこのまま存続してほしいと思うのですが・・・

極端な結果で面白いですね。
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