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昔の赤道義

この前の日曜日。おなじみの「大田区自然休暇村」での観望会ボランティアでした。
 
ボランティアメンバーの使用機材については、ここでも何度か紹介していますが、どれも古い機材を大切に扱っています。休暇村所有の機材も
 
                            高橋製作所:FS78 + EM2赤道義
 

 
という古い機種です。しかし、扱っててすごく便利だと感じる機能があります。それは・・・
 
手動微動ができること。
 
赤緯は微動ハンドルがついていて、赤経はクラッチの切り替えで微動と追尾を使い分けられます。
 

 
これは、自分が所有する「PENTAX  MS-3n」という、これまたクラシックな赤道義です。赤緯はタンジェントスクリュー式の部分微動。しかし、赤経はけっこう凝っていて、追尾用のモーター直結のウォームギアとは別に、リア側に部分的にウォームが切ってあって、クラッチ操作なしでもモーター追尾したまま手動微動が出来ます。目盛環も、このクラスでは例のない「恒星時駆動」する物が奢られていて、一旦、実際の星で指標を合わせておけば(今でいうアライメントかな?)、その後はずっと天の座標を表示しつづけるので、自動導入の無い時代は、これぞ「本当に使える」目盛環でした。小型赤道義で恒星時駆動する目盛環を備えていたのは、記憶では高橋の「EM-100」と、伝説の「三鷹 GN-170」のみだったと思います。 
 
この MS-3n は、定評があったペンタックス60/75用赤道義(高橋のP-2よりも精度、強度とも上との声も)をベースに赤経モーターを内蔵したシンプルな赤道義ですが、その抜群にスタイリッシュなフォルム。密度の濃い造り。硬い塗装に至るまで、現在の赤道義にはない質感があります。この赤道義だけは(生産中止ということもあり)、どんなことがあっても手放さないつもりです。
 
このような、
 
Simple is best.
 
を絵に描いたような味のある機材は、今後出てこないだろうなあ・・・
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コメント

No title

一番最初に使った赤道気が、EM1Sでした。
MT130を載っけて色々な星を見ましたね

MS-3はあこがれの赤道儀でした。
今でも欲しい機材の一つです。

No title

ふにゃ太郎さん

赤経モーターが内臓された手動もできる赤道義って、観望には最適。短焦点のカメラレンズくらいはノータッチで追尾できるので、いろいろと重宝すると思うんですが、いまは超コンパクトな物(ポラリエとか)と、自動導入対応のハイテクに二極化してしまいますたね。現行機種で見当たるのはビクセンGP(D)くらいです。

MS-3nはTeleVue-85を購入した際に、この味のある望遠鏡にふさわしい赤道義を検討したら「これしかない!!」と思い、中古市場を探し回ってゲットしたものです。部屋のインテリアとしてもいいですしね

No title

これまた良いものをお持ちですね。
お店の展示品を触らせてもらったことがありますが、質感が素晴らしいですよね。手動の微動ノブの感触も重厚かつ滑らかですし。

No title

かわうさん

質感。昔の機材は、この質感にコストをかけてたんじゃ…と思ってしまうことがあります。もちろん、現在の機材のほうが簡単で便利なんですが、使い方を知っていれば、このような昔の機材も捨てたものではないですよね。

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