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やはりタカハシ(高橋製作所)は、誇るべきMade in JAPAN!!

のっけから思いっきり思い入れのあるようなタイトルで申し訳ございません。しかし思い入れを裏付ける事実に、またしても遭遇してしまったのです。タカハシ(高橋製作所)の生み出す製品には、驚かされる逸話の数々があります。決してメーカーのカタログや公称値には載らない。いわゆる「見えない」性能の部分です。

まずはこの画像をご覧ください。




この画像を見ただけで、分かる方は目を疑うかもしれません。



こちらは更に同じ望遠鏡と赤道義で、オートガイドをしてるところです。

・・・このシステムを活用されてる当人からお話しを聞いたときは、

「ウソだろ・・・?」

と正直思いました。耳を疑いました。

そう。この画像に載ってる鏡筒は、高橋製作所の名機。三枚玉フローライトの「FCT150」。販売価格は200万円を越え。重さは鏡筒バンドを含めると25Kg以上。性能も仕様もお値段も。販売当時は破格の天体望遠鏡で、主に天文台への納入を前提に造られていたようで、フードはアルミ鋳物。セルは砲金製だそうです。

そして・・・この巨大な望遠鏡を支えてるのがこちらの赤道義。



高橋製作所の「システム90S赤道義」

主に10㎝屈折や16㎝ニュートン反射の標準架台として組み合わされていた赤道義です。非常にしっかりした造りで今でも愛用者が多く、自分も一時所有していました。しかしこの赤道義のメーカー公称搭載重量は、たったの・・・

「12Kg」

です。

ですが、実際には画像にもあるように実に30KgちかいFCT150のシステムを載せても運用に耐えてるという事実があったのです。これが驚かずにはいられるでしょうか!!

このようなタカハシ(高橋製作所)の製品の逸話は、ところどころでよく耳にして枚挙にいとまがありません。あのP-2赤道義も、公称搭載重量の倍の12Kgの機材を載せてガイド撮影していたというお話しを聞きました(この場合は赤緯微動のスプリングを強化したようですが)。

「ユーザーに迷惑をかけてはいけない。」

そのように高橋製作所の前会長はおっしゃっていましたが、そのような姿勢が妥協の無い。素晴らしい製品を生み出しているのでしょう。

いやはや。しかし今回のこの「システム90S赤道義」の逸話でなく「実話」には、心底驚くと同時に感動すらしました。

やはりタカハシ(高橋製作所)は、日本が世界に誇りうる

Made in JAPAN!!

だと強く思いました。




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コメント

No title

あら、この赤道儀だったらアイちゃん持ってる。
知ってる人に『もう使わないから、永久借用でいいよ』って言われて、アイちゃんの手元に来ています。
三脚アジャスターがないと使いにくいから、物置の肥やしになっています。。

No title

EMシリーズ発売前のタカハシは、確かにそうだったと思います。
EMシリーズの赤道儀から、残念ながら『コストダウン』が図られるようになりましたね。企業経営とは、そういうものですから悪いことじゃないですが。

No title

> アイちゃん
も…もし使わないようであれば、TOA150が載るか実験させていただきたく…(^_^;)

No title

> matchiroさん

EMシリーズからコストダウン…云々はよく言われますね。しかしEM200も公称搭載重量16Kgと謳いながら、実際にはBRC250の撮影システム(30Kgくらい?)の運用に耐えてる例を見たことがあります。やはりすごいですよ。

No title

みなさん初めまして、こんばんわ。この写真を撮影した当人です。
二枚目の写真の撮影時の画像の処理が終わりました。システム90Sでもちゃんとオートガイドできるという証拠写真です。(笑
http://www.cloudynights.com/uploads/gallery/album_6499/gallery_210261_6499_1348525.jpg

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> n_2*****さん
拝見しました。素晴らしい!!

No title

マッチロさん はじめまして。
見ていただいてありがとうございました。実は、タカハシに相談した際、「定格を超える荷重での運用に問題がないとは、メーカーの立場では言えません。」とのことでした。もっともなことです。この機種は赤緯カウンターウェイト軸が通っていないので、ある日突然、根元の鋳物がパリンッと割れないとも限らないので、そこにリスクがあると考えています。実は昨年駐車場のアスファルトの上に真っ逆さまに落とした架台でもありますが、問題なくドライブできているので、安堵しているところです。

No title

> こもロハスさん こんにちは
ビクセンのSPDXもシステム90S並みに頑強ですね。赤緯軸がきちんと通った合理的なハウジングなので、無理がないです。こちらの若い人が使っているマークXもけっこう頑丈でびっくりするような使い方でも安定していました。でも、人様に積極的にはお勧めできないかも?

No title

> n_2*****さん

コメントありがとうございます。内緒のコメントのほうは読めましたでしょうか?

FCT150はFCTシリーズの中ではF値が暗く、口径も大きいので相対的に像面湾曲等が少ないのでしょうね。素晴らしくシャープでコントラストが高い月の画像だと思います。

お聞きしたいのですが、お使いの赤いCCD?CMOSカメラはどういう機種なのでしょうか?

SPDXは非常に良い赤道義のようですね。こちらも「逸話」は良く聞きます(笑)。

No title

> n_2*****さん
返信遅れてすみません。

冷却CMOSカメラは今後に期待ですかね。

…一応秘密にしたのは、以前、某雑誌にn_2*****さんのレポートが載ってなかったかと思いまして…

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> こもロハスさん
こんにちは。30年くらい前に載ったことはありますが、それのことかしら?(笑
そのレポートの時のシステムは今でも現役です。システム90Sは、部分的にでも両軸ドライブが出来るように改造出来たのが現役で使える理由の一つかな?と思っています。星図ソフトでかなり正確に自動導入できるんですよ。赤道儀は一度分解して再組み立てする際にベアリングの与圧はかなり高くしてあります。それが振動がとても少ない理由となっています。メーカー調整では安全を見込んでけっこうゆるゆるの設定でした。

No title

> こもロハスさん
中華製のゴミと汚れだらけのカメラは、簡単な構造になっているので、自分で開いて清掃しました。無水アルコールを使いましたが、「拭き残り」をゼロにするのは手持ちのティッシュペーパーやアルコールでは困難でした。シルボン紙がやはり必要ですね。
昨晩は、試写しましょうと先行して筒を冷却し、その間、ピラー水平出し・赤道儀極軸セット、最後に重量挙げのようにFCT150を載せました。2時間くらい経てパソコンをつないでピント調整、自動被写体導入、ガイド状況確認、そしてシーケンスソフトの開始というところで綿雲がちらほらと現れ始めました。仕方ないので、「3時になっても雲が止まらないないなら中止」ということにしました。3時になってやはり綿雲が止まらなかったので、撤収を開始しました。撤収が終わるころ、見事に快晴な空となり、オリオンが輝いていました。4時から薄明開始なので、「今頃晴れても遅いぞ」と怒りながら部屋に戻りました。自宅のシステムは、手持ちのどの望遠鏡も筒は短かく、クランプも手の届く範囲で操作できますが、セットの手順はみんな同じで、けっこう手間がかかります。

No title

> n_2*****さん
ものすごく返信が遅くなりました。確か92年ごろにFCT100と90S赤道義に載ってらしたインプレッションと記憶しています。
いまの赤道義は自動導入のためにベアリングの与圧を緩めてると聞きますが、昔もその傾向があったのですね。
冷却CMOSカメラ。早く高性能に安く供給されれば嬉しいですね。

No title

こもロハスさん
こんにちは。FCT150のセルですが、真鍮ではなく「砲金」の間違いでした。うっかり真鍮と書いてしまいましたが、銅合金でも硬度が異なりますね。冷却CMOSカメラは、凄く性能良いし、価格も古くからある冷却CCDのメーカーのものよりは大幅に安く、これから主流になるんじゃないかと感じています。中身は日本製のデジイチのセンサーそのものですから、性能は素晴らしく良かったです。ソニー製もパナソニック製もどちらも良いですね。値段はこれ以上は下がらないでしょうね。スケールメリットのほとんどない商品なので。そんな気がします。

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> n_2*****さん
FCT150のセルの材質。ご教授いただきありがとうございます。冷却CMOSカメラ。自分も興味が出てきました。

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