FC2ブログ

記事一覧

TSA102で観望。そしてニコンNAV5SWについて

「とにかく星を見よう」
 
最近、落ちついて星を見たり、撮ったりできないので。とにかくいろんなこだわりは捨てて、星を見ようと思ってます。昨夜は、膝痛のリハビリトレーニングの後に、TSA102Nを出して月と木星を観望しました。
 

先日紹介した新経緯台システムとの組み合わせ。強度的に問題はありませんが、揺れが気になります。まあこれは軽量にしたトレードオフで、仕方ないことですね。安定化を計れば木製三脚とかを奢りたいところですが、それでは「お気軽」ではない重さになってしまいますし。そうそう。この経緯台の元になってるタカハシの「TGL経緯台」。粗動固定クランプが小さなネジの頭になっていて非常に締めにくいです。でもこれには実は理由があるようです。TGL経緯台のクランプ固定は、「面」はなくて「点」。なので強力に締め上げてしまうと、長く使っているとクランプが当たる面が摩耗してガタが出る可能性があるようです。なぜ「天下のタカハシ」たる者が、そんなに中途半端な設計にしたのかというと、「フリーストップ」での使用を前提にしてるそうなのです。この話をAKB星基地でお聞きしたときは、「なるほど」と思いましたが、そのことはカタログや商品紹介で謳ってほしいですねえ。メーカー側にしたって、下手な悪評価を受けなくても済みそうですし。そういう訳で、TSA102Nのような長い鏡筒は、少しバランスに気を付けなくてはいけません。また微動ハンドルも遠くなってしまい、ちょっと不便・・・。でも、ここを長い「フレキシブル・ハンドル」なんか使ったら、余計に振動拾いますし。とにかく「お気軽」には「軽さは正義!」ということで、全て大目に見えてしまうから不思議です。たぶん自分が機材に求める「ツボ」なのでしょう(だから、自分は大口径にあまり興味がない)。
 
主に、ペンタックスXW5XW3.5テレビューEthos6mmニコンNAV5SWで観望しました。月はどのアイピースでも良く見えます。個人的にはEthos6mm。136倍で、視野一杯に、巨大な月の全景を眺めるのがお気に入りです。TSA102Nの色収差補正は素晴らしく。先日使ったFSQ85EDより、月のエッジの黄緑色の着色ははるかに少ないです(以前、FSQ85EDの色収差補正能力はTOA並み・・・と言いましたが撤回いたします。すみません)。
 
木星の観望で、こちらのアイピースの、今まで気づかなかった魅力に気づかされました。
 

ニコンNAV5SWアイピースです。昨年、在庫払拭前に購入したペンタックスXW5とスペック上はほぼ同じ。ただ、ニコンNAVのほうはペンタックスXWより、「黄色」い着色が目につきます。ペンタックスXWの透明感を感じさせる、明るくニュートラルな発色が好みな自分には、このNAV5SWには「XW5と比べてコンパクトで軽い」こと意外にメリットを見いだせないでいました。ところが。昨夜は木星の観望においてはニコンNAVのほうが、細かい模様が見えやすいことに気づきました。昨夜のシーイングはさほど良くありませんでした。しかしペンタックスXW5では、シーイングの乱れに埋没してしまって見ずらくなってる木星の模様が、ニコンNAV5SWでは浮き出るように良く見えているのです。たぶんコントラストの高さが成せる業なのでしょう。もしかしたらニコンは、このコントラストを出すために、コーティングの色調をニュートラルから意図的にズラしてるのかもしれません。細かく比較していくと、ニコンNAVのほうがブラックアウトしにくく覗きやすいのと、視界周辺の倍率色収差がペンタックスXWより少ない・・・など、メリットが非常に多いアイピースなのでした。

さあっすが。天下のニコン!!
スポンサーサイト



コメント

No title

Nav5SWとXW5の比較、興味深く拝見しました。
自分もNAVの方がコントラスト、解像度が高いように思います。Ethos6mm!欲しい。
Pentax XO5mmもお持ちでしたよね。自分は現行品のとき、買いそびれました。機会がありましたら、NAV5とXO5の比較をお願いします。ヤフオクにXO5が時々出品されますが、非常に高額になりますね。こもロハスさんはその価値があるとおもいますか?

No title

> ken*ak*ha*hi20*さん
XO5の印象は、一言で言うと明るいです。同じペンタックスなので、XWと色調はほぼ同じ感じですが、一皮剥いたような明るさがあります。二年前の火星接近のときNAVやその他のアイピースと比較しましたが、明らかに模様がクッキリ。ハッキリ。輪郭にエッジが立って、特に極冠の白さが際立ちました。あと、恒星像も広角系より小さく収束します。NAVは非常に見やすく、バランスが取れた良いアイピースですが、やはり惑星面などの低コントラストの模様の検出では、明らかに差がつきます。

ただ、今では良質なアッベオルソが復活してきたので、何倍もの金額を支払って購入するのはどうですかねえ。ちなみに侮れないのがタカハシのHI-LE2.8と3.6です。自分がXO2.5を購入しなかったのは、HI-LE2.8が手元にあったからです。アッベの4mmより断然覗きやすいですし。

No title

> ken*ak*ha*hi20*さん

続きです。HI-LEシリーズは、アッベ式オルソにED系のレンズを使用した専用バローを組み込んだ設計です。これがすごく良く見えるので、最新のマルチコートを施してるアッベ式オルソもXOと遜色ないのでは…というのが自分の考えです。ちなみにXOはプローセルにバローを組み込んだような設計です。そこで面白いのが、ちょっと前にご紹介したスタークラウドのRPL。リアル.プローセルと謳ってるシリーズです。これは原村星祭りでじっくり見ましたが、素晴らしく高性能です。18mmより短い焦点距離はありませんが、パワーメイトなどのテレセントリック系バローとのマッチングが良好なので、併用するとかなり見えるのでは…と思います。比較的安価ですし。

No title

PENTAX XO5mmの印象、および他の高倍率アイピースの情報、ありがとうございます。
大変参考になります。そして、こもロハスさんの探求心も凄いです。
自分の場合、新機材購入ばかりに目が向き、使いこなしていませんでした。反省!
まず所有する高倍率アイピース(Nav5,XW3.5,XW5,XO2.5,Hi-LE2.8)をじっくり使用して、来る5月の火星中接近に備えたいと思います。

No title

> ken*ak*ha*hi20*さん

恐縮です。でも自分も似たようなものです。もっと星を見ないと…と思ってるのですが、ちょっとした観望でも、すぐにアイピースの比較を初めちゃったり。やはり機材派なんだなと思います(^_^;)。ただ、「一身上の都合」で、今後は機材購入を控えなくてはいけないので、現有機材でじっくり星を見る良い機会にしたいですね。

XO2.5とHi-LE2.8をお持ちだったんですね。逆にお聞きしたいのですが、両者を比べた印象はどうですか?XO2.5は、最近までリコーの通販サイトでまた販売してましたね。

No title

> ken*ak*ha*hi20*さん

あっ。それと火星の接近。自分も楽しみにしてます。

No title

実はまだXO2.5とHi-LE2.8は殆ど使用機会がありません。メインの鏡筒はこもロハスさんと同じTOA150B(2014年7月購入)なのですが、倍率400倍にもなると使えるシーイングになかなか巡り会えません。それでも一度、短時間ですが去年10月頃早朝の薄明時に、木星が素晴らしく良く見え感激しました。短時間でしたのでNav5での観望でした。今度、XO2.5,Hi-LE2.8が使用できるシーイングに出会ったら比較してみます。

No title

> ken*ak*ha*hi20*さん
うっひゃー!!TOA150Bもお持ちでしたか!その事実にもビックリですが、TOA150Bもビックリの超・高性能ですよ。ブログを読まれてるかもしれませんが、エクステンダーED1.5×にHi-LE2.8を組み合わせた約590倍は充分実用域です。でも最近。TOA150Bの所有者が増えてきて、嬉しいです。オーナー同士。いろいろ情報交換いたしましょう。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こもロハス

Author:こもロハス
FC2ブログへようこそ!