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タカハシのエクステンダーED1.5×と、FSQ106EDの相性について。

タカハシからは、鏡筒毎に専用コンバージョンレンズが充実してますが。どれも比較的高価です。現在、自分が所有してるのが、

エクステンダーED1.5×

本来はFSQ85ED用に開発され、TOA / TSA シリーズにもマッングが良いとされてます。惑星の高倍率観察や撮影は、主にTOA150でやるため、これをチョイスしたわけですが。TOA150は非常に重く。簡単な観望や撮影に、これを手持ちのFSQ106EDに使えないか…そう思って試してみました。

今夜はシーイングが非常に悪かったのですが、まずは半月をいれました。使用アイピースはイーソス6mmと、XO5mm。エクステンダー無しではクレーターの淵に僅かに紫の。月の淵に僅かに黄緑の色収差が確認できます。次にエクステンダーEDを入れると、色つきが軽減された感じがします。次にミザール、アークツウールス。アルタイルを入れて、焦点内外像を見て球面収差を確認しました。ノーマルだと焦点内像の円がハッキリして、外周は赤いイガイガ状の色収差が顕著です。しかし、エクステンダーEDを入れると焦点内外像の輪郭の差が軽減され対称に近くなり、内像の赤いイガイガ状の収差も軽減されます。

色収差に関しては、エクステンダーEDを入れたほうが倍率が上がって暗くなったので見えなくなったのかな…とも思えなくもありませんが、焦点内外像の均質さはなかなかで、相性は悪くはないようです。最終的には実際に惑星の微細な模様を見てみないと結論づけられませんが、今夜は低空にあった土星は悪シーイングでボロボロで検証には耐えられませんでした。

エクステンダーED1.5×は、万能な高性能エクステンダーに仕上がってると思います。では何故、タカハシはこれをFSQ106EDには推奨してないのでしょうか。それはおそらく営業的な理由で、このエクステンダーを出すまえに製造した、エクステンダーQ1.6× の在庫をはかしたいのではないでしょうか?

あとは組み合わせてのフラットフィールド特性の確認を撮影でしてみて問題なければ、エクステンダーQのほうの購入をしなくても済みそうです。
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コメント

No title

今夜もFSQ106ED+Q1.6倍エクステンダーで月の撮影をしました。

FSQ106EDは530mmでのアイピース拡大は色収差が目立って写真では使い物になりません。高級接眼でも色収差が出るようなので私の標準的なLE接眼では当然なんでしょう。直焦点はどうやら写真専用ですね。

したがってQ1.6倍エクステンダーは長焦点化だけではなくて、106ED特有の収差補正を兼ねた専用レンズだと思います。カタログではこの組み合わせはTOA同等の収差レベルとうたわれています。
1.5倍と比較したわけではありませんが、在庫調整以上の意味はあると思いますよ。

No title

フィガロさん

コメントありがとうございます。Q1.6に関しては、スポットダイアグラムなどを拝見して素晴らしい収差補完作用があるのは承知しています。しかし高価であるため購入には二の足を踏んでおります。

今回は、カタログなどには「FSQ106EDにED1.5は合わない」という記述がどこにも無く。またED1.5の万能性はけっこう評判が高いので試しにやってみました。当然Q1.6のほうがマッチングが良いことは承知の上で、どのくらいの相性があるかの確認でした。

色収差は目で感じない感度まで確認する必要がありますので、実際に撮影してみなければ分かりませんが、焦点内外像の対称性は比較的…というか、正直、かなり良くなりました。これだけ対称な内外像は、なかなかお目にかかれないレベルでした(本文では控えめに書きましたが)。少なくとも球面収差補正はかなり良好な感じです。

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