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星を見る

「趣味は何ですか?」と聞かれると、答えに窮することがあります。
 
「星を見ること」
 
「星の写真を撮ること」
 
「天体撮影」
 
「天体観望」
 
「天文」
 
「天体観測」
 
・・・・etc
 
どれも正しくて、正しくない。元々は天体望遠鏡が好きになって、それを通して見る星や天体の姿に興味を持ち。そして、より美しい天体の姿を表現したくて、今は天体写真を撮っている。だけど、撮影ばかりやってると、ふと・・・星を見ていない寂しさを感じる。自宅で惑星などを撮影してるときは、撮影の合間に望遠鏡も覗くのだが、遠征しての撮影だと、撮影をセッティングしたら車の中で寝てしまう日も少なくない。そんな中でも、昨年末。FSQ106EDにXW20で眺めたラブジョイ彗星は、ため息が出るくらいに美しかった。元々「ずくなし」(長野の方言で「面倒くさがり」と「やる気がない」を合わせたような言葉)で不器用なので、一度にいくつものことが出来ない。だから撮影は撮影。観望は観望。何か天文現象があるときは観測。それだけになってしまう。
 
どなたかが仰っていたが、「夜は短く、人生も短い」。日本という湿潤な地域で、実際、星が見られる日にちというのは、経験的に言うと4日~5日に一日くらいじゃないかという気がする。そう。星が見れない日のほうが圧倒的に多いのである。某大手天体望遠鏡メーカーが、「山ガール」の二番煎じで「宙ガール」キャンペーンを盛んに張っているが、残念ながら「山ガール」ほどの広がりは残念ながら無いと思う。・・・というのも、「星」を趣味にするには、主に天候的な理由がら、楽しさより「我慢」が必要な趣味だと感じるからだ。「星」を対象とした趣味には「即興的」な楽しみはあまりなく、辛抱強く「探究」するところに楽しみを見いだせないと、長続きさせることは難しい。性差別では無いが、実際、女性でそのような楽しみ方を求める方は圧倒的に少ないと思う。
 
「夜は短く、人生も短い」。上記の言葉に戻るが、そんな人生の中で遭遇する貴重な星空を、どのように楽しむか・・・。それは実際、自分にとっては大きな命題でもある。
 
このブログでは、主に「天体撮影」をメインに、本当に「備忘録」として綴っているが、今回は少し趣向を変えて、主に観望。眼視をされてる同好の方の。自分の好きなブログを紹介したいと思う。
 
①「曇次郎のぐうたら日記」
 
②霞ヶ浦天体観測隊
 
このお二方は、やはり気が合うのだろうか、お互いにブログ上でもよくやり取りをされてるようである。①の主の「あんじろう」さんは、重星の観望をメインにされているが、所有されている数々の望遠鏡への「愛着」が伝わってくる。数十年前の望遠鏡から、最新のTOA130まで。アイピースにも造脂が深いようで、自分がアイピースを購入する祭にも、よく参考にさせてもらっている。なにより、機材を次々へと変えている自分にとっては、数十年前の望遠鏡を今でも大切にお使いになってるその望遠鏡への愛着の深さは尊敬にも値する。
 
②の主の「かすてん」さんは、最初は高橋の65P型から再開して、徐々にではあるが機材もグレードアップしているが。ベテランならではのマイペースな楽しみ方が自分にとっては楽しい。なかでも、この「鈴木壽壽子」さんに関する一連の記事は、最近の火星接近もあって興味深く読ませてもらいました。
 
 
そこから飛んで「鈴木壽壽子」さんに関してなのですが、今では著書の「星のふるさと」が入手困難とのことなので、以下のサイトでちょっとかじった程度なのですが・・・
 
 
たった6センチの屈折望遠鏡。しかも経緯台で天文学者の大先生を驚かせる詳細な「火星」のスケッチを描いたことも驚きではありますが、その星に対する愛情がすごく心を打ちました。(この「星のふるさと」。今は絶版で Amazon で調べたら中古32,800円の価格がついてました。欲しい方がたくさんいるのですね。)
 
これらを読んでいると、一期一会の火星接近。もっと肉眼で見ておきたかった・・・という気持ちも生まれてきます。いまはかなり遠ざかってしまった火星。そして合に向かっている木星が無い夜空が寂しくもあります。一方で、華々しい。フォトジェニックな対象の宝庫である天の川が見やすくなる季節に向かってます(今は梅雨ですが・・・)。ともあれ、梅雨明けにはいろんな形で「星」を楽しみたいな・・・と思います。
 
早く梅雨あけろ~!!(笑)
 
 
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コメント

No title

こんにちは
眼視って良いですよねぇ。天文の基本だと思います(と、感想を語るほどの身分ではありませんが)。
私の天文再開は、子供の頃に観ることができなかった天の川の眼視からと思って望遠鏡を買ってはあるのですが、今では星景の方が楽しくて望遠鏡が錆つきそうです。
たまには望遠鏡を出そう思ってもベランダでは限界もあってなかなか眼で見る機会が無くて困りものです。
先日、北八ヶ岳で双眼鏡で夜空を見上げました。星の数が多過ぎて星酔いしそうになりました。改めて眼で見るって楽しいと感じたひと時でした。

No title

温泉日和さん

眼視も楽しいですよね。自分は短焦点屈折に中倍率超広角アイピースをかけて、星空を気ままに流すのが大好きです。

好きなことをトコトン追求するのも、それはそれで楽しいのですが、上記二つのブログ主さんのように、肩肘張らずに楽しめる。何より星と機材を愛でてる雰囲気がいいです。撮影と観望。うーん…。でもどちらも楽しいですね!!( ̄▽ ̄)

No title

こもロハスさん、こんにちは。
眼視って本当に楽しいですね。
20代で天体写真を始め、観測地へ行ってもガイドに忙しく夜空を見上げる暇など全くありませんでした。でも最近、天文熱が再燃し、2年前にSXP赤道儀を購入し、オートガイドの恩恵を受けました。それからは、露出中は暇になり、最近ニコンの双眼鏡を購入して星空を流して楽しんでいます。
それから、霞ヶ浦観測隊と星空備忘録は毎日楽しみに訪問させて頂いております。芯が通っていて共感を受けています。

No title

ひろたろうざん

そんなふうに言っていただいてありがとうございます。双眼鏡や短焦点屈折での広角低~中倍率で眺める星空。とくに天の川くだりは楽しいですよね!!自分は芯が通ってるどころか、あっちにフラフラ。こっちにフラフラで、一つのテーマに絞れないのですが、天文の魅力は、宇宙そのもので。無限に深く広いのだと思います。

No title

こもロハスさんこんばんは。
昔オートガイダーがない頃にはガイド星を目で追い掛けながらコントローラーのスイッチをカチカチしながら写真撮影していました。20分も露出するとすっかり疲れ果てなにやってんだろうと。あれから20年。時代は変わり、オートガイドで撮影している間は暇になりましたが、結局車の中で眠ったりして星を見ていませんでした。最近星仲間でドブソニアンでの観望(写真は撮らない)のみの友人が出来て、一緒に行くようになってからは撮影が始まり暇になるとその人に付いてドブソニアンで星空散歩するようになり、凄く充実しています。やっぱり肉眼で見る星って良いですよね。

No title

のんたさん
やりました!やりました!!自分も冬場なんか-15度の寒空の下。マニュアルでカチカチ...。当時、3時間とかやってる達人もいましたが、凡人の自分には、やはりせいぜい20分が精一杯。オートガイドが普及して、いい時代になったものですね。
自分もたまに、現地で観望に来られてる方にもお会いしますが、そのときは望遠鏡を覗かせてもらいます。楽しいですよね。一人で行くと、撮影用と観望用の機材を出すのは、やっぱりかなり面倒くさいですし...

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